TIRI PFMの企業出荷審査会が完了!

2023年11月末に、熱赤外カメラTIRIのプロトフライトモデル(PFM)の製造と環境試験が終了し、PFM開発が完了しました(図1)!PFMは、探査機システムに取り付けるために黒いMLIに覆われています。PFMは12月中に欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙技術研究センター(ESTEC)に輸送されました。PFMは、既に探査機システムに取り付けられているTIRIのエンジニアモデリング(EM)と交換して、システム総合試験に参加する予定です。

図1:熱赤外カメラTIRIのプロトフライトモデル(PFM)

EM出荷時と同様に、PFMの出荷前に明星電気TIRI開発チームの皆さん、Hera所内プロジェクトチーム、JAXA S&MAの皆さんで記念撮影いたしました(図2)!今回はクリーンルームの外側での撮影だったので、皆さん良い表情で写っていますね。出荷のために梱包される直前のTIRI PFMは、写真の中央に黒く映っています。

TIRI PFMは今後、探査機システムの総合試験に参加し、2024年10月の打上に向けて準備が進められます。打上まで1年を切り、身の引き締まる思いです。TIRIはさらにフライトスペア(FS)も製作する予定ですので、引き続き協力して開発を進めて行きたいと思います。

図2:出荷直前のTIRI PFM(写真中央のクリーンルーム内)を前にした明星電気TIRI開発チームとJAXAメンバー(🄫明星電気)

Hera JAPAN, 嶌生
2024年1月17日